“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実 (アスキー新書 (053)) (アスキー新書 (053))

「“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実 (アスキー新書 (053)) (アスキー新書 (053))」河岸 宏和アスキー

アマゾン購入感想

説得力ある本。消費者なら知っておくべきこと。昨年、一昨年と、食品偽装事件が相次いだ。
週刊誌などでは、「某スーパー従業員」などが、冷凍食品などの扱いについて「暴露」したり、
様々な情報が乱れ飛んだ。

本書は、食品管理に長年たずさわってきた著者が、現場の目線で冷静に、
現在の食品管理の実情について書いたもの。
声高な告発ではなく、あくまでレポートだが、それだけに重みがある。

中国産は危ない……では国産なら大丈夫か?
特売日に卵が「大量生産」されるのはなぜか?
「朝採れ野菜」が採れたのは、いつの朝か?
消費者が知らない「賞味期限」のトリックは?

……などなど、生産現場、農場、工場からスーパーまで、
消費者にとっては、かなりコワイことばかりである。
これまでこの種の本はたくさんあったが、
かなり説得力のある一冊だった。
この本を読んでスーパーやコンビニに行くと、買い物に慎重になるはずだ。

不正をあばくには些細な兆候もみのがさないことが重要“食の安全” にかかわる新書はほかにもあるが,これはもっともあたらしい 1 冊である.最近は中国ばかりに目がいっているが,この本は日本こそ問題だということを指摘している.そのひとつは工場監査の際に不正の兆候がみのがされていることの指摘である: 「監査者が自分の頭の中で監査する範囲を決めてしまっていた [...] ミートホープの冷凍庫,冷蔵庫の中に豚の心臓があっても,自分の仕入れ商品と違うので問題視しなかったのです」.大前研一がある著書のなかでコンサルタントはどんな些細な兆候もみのがさないことが大事だということを指摘しているが,食品工場の監査もおなじだといってよいのだろう.

この刺身は冷凍もの?食品業界で25年以上品質管理を実践してきた著者が、数々の食品偽装を生み出してきた
業界のカラクリ、背景を解き明かす。

消費・賞味期限は食品衛生法とJAS法で「科学的、合理的な根拠を持たないといけない」
と定められているが、その科学的、合理的な根拠とは何かが、定められていないため、
実際には、多くの会社が、過去の自社の商品、他社の売れ筋商品、を参考にして、あるいは
テキトーに決めているものとのこと。

また、日本では、製造年月日は95年(いわゆる圧力等により)に表示義務がなくなり、
これが多くの偽装の元になっているとのこと。

結局、日本がWHOの国際食品規格に沿っていないことが原因で、食品偽装はなくならない。
消費者一人一人が賢くなり、おかしいものには声を上げましょうということになる。

しかし、この結論はおかしいのではないか。
筆者は、肉を口に入れれば、その品質を適確に評価できるそうだが、
普通の人は、そこまではいかない。私は、刺身が冷凍ものかどうかすらわからないし
おそらくは、多くの人は似たようなレベルだろう。

昨年、多くの食品偽装は会社の内部告発により発覚した。
この本は、食品業界の内部告発といえるものかもしれない。
しかし、偽装の発見を消費者に求めることは、まさに無理な注文と思われる。

この本を素直に読めば、結論はただ一つ。

「法律を改正すべし」・・・・・だと思う。

テンポの良い、分かりやすい本です。著者は畜産学科という大学の学科を卒業し、農場から食卓までの食の安全・安心を、この著作の中でテンポの良い、分かりやすい表現内容で説明しています。私も畜産学科 卒業者ですが、この学科では、実に幅広い範囲で生物学に関わる学問を勉強します。卒業時には「食品衛生管理者」という資格も取得する事が出来ます。著者は、実際に食品を購入していただくお客様に対して、今、日本の食品製造の現場で、どのような事が行われていたか、又は、いるかを、この著作の中で見える化しています。最新の情報がちりばめられていますので、是非、ご家庭の主婦の方にも読んでいただきたい本です。人間は食べ物を食べないと健康な生活、子供にあっては成長が出来ません。私にも2人の娘がいますが、学校教育の中でも食に関する安全・安心を授業の中に取り入れるべきではないか、と日々考えています。食料自給率が40%をきる時代であり、加工食品を食べない日は無い時代です。どうぞ、この本を手にとっていただき、真実の知識を手に入れてください。美味しい食品大国ニッポンを作りあげようではありませんか!!

消費者は賢くならないと養鶏場、ハムソーセージ工場、コンビニ向け惣菜工場、大手スーパーマーケット厨房等
の食の現場の品質管理に携わってきた筆者が明かす問題点の数々が書かれています。
 皆様のイメージと現状は違っているようです。消費期限、賞味期限を科学的知見によ
り決められた正確なものと思っていませんか?多くの業者は「何となく」、スーパマー
ケットから言われた通り付けています。ですから「何となく」付け直しているのです。
最初から長い賞味期限を付けている食品の方が安全です。手作り弁当とコンビニ弁当を
比べて手作り弁当の方が安心していませんか。どちらが安全なのでしょう。きっちりし
た衛生管理は評価してください。 これまで誰も語らなかった食の実情を学んでくださ
い。イメージだけで判断することは間違いです。消費者は賢くならないと食品のごまか
しはなくなりません。
          食品衛生コンサルタント

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